コラム

年末年始のセキュリティ対策

12月ももう半ば。感染症対策も変化し、年末の挨拶回りで忙しいという方も多いのではないでしょうか。
忘年会を再開する企業も多いと聞いています。
毎年恒例となりましたが、年末年始のセキュリティ対策についてお話をさせていただきます。

1.紛失、盗難に注意

感染症対策も変わり、忘年会や納会を再開する企業が増えていると思われます。久しぶりの宴席で酩酊しカバンやスマートフォンなどを紛失したという事故が増えています。
また、カバンを紛失した際に個人情報や機密情報が記載された書類が入っていたという事例もあり、しかも紛失した書類は持ち出しが禁止されていたという事例も意外と少なくなりません。

<Point>
宴席にはPCや書類を持って行かないことが望ましいのですが、業務上の都合などでPCや書類を持ってければならないときは、持ち出しが許可されているかの確認と持ち出す情報を最小限にして持ち出しルールに従い管理をすることが重要です。
また、宴席会場の出入りや移動の途中で持ち物の確認をすることで紛失、盗難が発生した際に場所の特定範囲の絞り込みができ、捜索発見が早くできる可能性があります。

2.宴席での会話にも注意

職場やお客様との会食では業務やプロジェクトに関する会話になりがちですが、会話によって機密情報が漏洩しないよう注意が必要です。
会食だけでなく公共の場では隣の席にお客様の関係者や競合他社が座っているかもしれないという意識を持って会話することが大切です。

<Point>
人が多い場所だと周りが騒がしく大きな声で会話しなければならないため、お客様との宴席で仕事の話をしなければならないときは個室で実施することをお勧めします。また、飲酒すると声が大きくなりがちなので同席している人が注意するなどの配慮も必要です。

3.管理者目線で

年末年始の忘年会や休暇中に情報資産の紛失、流出がないように注意喚起を行うことをお勧めします。
情報資産の持ち出しに関する注意喚起はもちろん、ウイルス感染件数が増加傾向にあるので、メールの扱いや公衆Wi-Fi接続など、PCの取り扱いについても周知すべきです。

<Point>
注意喚起を行う際に、よくある質問やケーススタディなど交えて周知すると効果的です。

今年もメールマガジンをお読みいただきありがとうございました。
年末年始も事故なく、新しい年をお迎えください。