コラム

休暇明けのセキュリティ対策

2024年が始まり、今日から仕事始めという方も居られると思います。

休暇中に自宅や旅行先でPCを使った方、休暇中はPCを使わなかった方、オフィスや会社のネットワークに接続して仕事を始める前に以下のことを確認して安全な環境で仕事を始められることをお勧めします。

1.修正プログラムの適用

長期休暇中にOS(オペレーティングシステム)や各種ソフトウェアの修正プログラムが公開されている場合があります。
修正プログラムの有無を確認して必要な修正プログラムがあれば適用してください。
システム管理者が居る場合は、必ずシステム管理者に確認をした上で適用してください。

2.セキュリティソフト定義ファイルの更新

長期休暇中にPCの電源を切っていた、会社のネットワークにアクセスしてない場合、セキュリティソフトの定義ファイル(パターンファイル)が古い状態のままになっている場合があります。
メールの送受信やウェブサイトの閲覧等を行う前に定義ファイルを更新し、最新の状態になっていることを確認してください。

3.持ち出した機器等のウイルスチェック

長期休暇中に持ち出していたPCや、データを保存していたUSBメモリ等の外部記憶媒体にウイルスが混入している場合があります。
社内で利用する前にセキュリティソフトでウイルススキャンを行ってください。

4.不審なメールに注意

長期休暇明けはメールが溜まっているため、不審なメールの確認が愚かになりがちです。
メールの添付ファイルを開いたり、本文中のURLにアクセスしたりすることで、ウイルスに感染したり、フィッシングサイトに誘導されたりしてしまう可能性があります。
不審なメールと思われるものは、

  • 添付ファイルを開かない
  • 本文中のURLにはアクセス(クリック)しない

を徹底し、システム管理者に連絡して指示に従ってください。

<番外編>ネットの情報は取り扱いに注意が必要

年始のセキュリティ対策とは少し主旨が違いますが、災害や事故の情報に関して様々な情報が飛び交っています。ですが、全てが正しい情報とは限らないので、取り扱いに注意する必要があります。
良かれと思って転送(拡散)した情報がウソや根拠のない情報だった場合、自分の信頼が損なわれるだけでなく、犯罪にあたる場合もあり、損害賠償を請求されることもあります。
このような事態にならないよう、情報の真偽を判断し、転送(拡散)する場合は十分に注意する必要があります。
各所から参考情報が公開されていますので、参考にしてください。

偽・誤情報に関する啓発教育教材「インターネットとの向き合い方~ニセ・誤情報に騙されないために~」等の公表(総務省)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu02_02000340.html

疑わしい情報に惑わされないために(警視庁)
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/cyber/joho/truth.html

この度の令和6年能登半島地震により被災された皆様、ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。