コラム

2月1日~3月18日は「サイバーセキュリティ月間」です

不審なメールによる情報漏えい被害や個人情報の流出など、事業や生活に影響を及ぼすサイバーセキュリティに関する問題が多数報じられています。誰もが安心してITの恩恵を享受するためには一人ひとりがセキュリティについての関心を高め、これらの問題に対応していく必要があります。

このため、政府や関係機関ではサイバーセキュリティに関する普及啓発強化のため、2月1日から3月18日までを「サイバーセキュリティ月間」とし、サイバーセキュリティについての関心を高め、理解を深めていただくため、サイバーセキュリティに関する様々な取組を集中的に行っています。

内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)ではサイバーセキュリティ月間に関する情報を公開しています。

参照:NISC 2024年サイバーセキュリティ月間
https://security-portal.nisc.go.jp/cybersecuritymonth/2024/

NISCと独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が共同でスマートフォンやPCでインターネットを利活用する誰もが最低限実施すべき基本的なサイバーセキュリティ対策として、以下の9つを示しています。

サイバーセキュリティ対策9か条

  1. OSやソフトウェアは常に最新の状態にしておこう
  2.  パスワードは長く複雑にして、他と使い回さないようにしよう
  3. 多要素認証を利用しよう
  4.  偽メールや偽サイトに騙されないように用心しよう
  5. メールの添付ファイルや本文中のリンクに注意しよう
  6. スマホやPCの画面ロックを利用しよう
  7. 大切な情報は失う前にバックアップ(複製)しよう
  8. 外出先では紛失・盗難・覗き見に注意しよう
  9. 困った時はひとりで悩まず、まず相談しよう 

年度末は多忙になるため、操作ミスによるメール誤送信や詐欺メールによるウイルス感染などのセキュリティ事故が多くなります。

政府機関やセキュリティ団体、IT関連企業などからセキュリティ対策に役立つ様々な情報が発信されていますので活用し、安全なIT環境を利用していくために実践することをお勧めします。

フィッシング被害が増加しています

フィッシング対策協議会(https://www.antiphishing.jp/)によると、2023 年 12 月のフィッシング報告件数は 90,792 件となり、増加傾向にあります。

フィッシング対策3つの心得

フィッシングの被害は日本だけでなく世界中で発生しており、年間の被害額は数千億円ともいわれています。フィッシングに遭わないための 3 つの心得(STOP. THINK. CONNECT.)を紹介します。

  • <STOP>立ち止まって理解する
    インターネットは便利ですが危険(リスク)もあります。
    どのような危険があるかを知り解決策を見つけるかを一旦立ち止まって調べましょう。
  • <THINK>何が起こるか考える
    さまざまな警告の見極め方を知る必要があります。
    警告を確認したら、これからとろうとする行動がコンピューターやあなた自身の安全を脅かさないか考えましょう。
  • <CONNECT>安心してインターネットを楽しむ
    危険(リスク)を理解し十分な対策を行う必要があります。
    安全で便利なインターネットを利用しましょう。

    参考:フィッシング対策協議会「利用者向けフィッシング詐欺対策 ガイドライン 2023 年度版」

セキュリティリスクを減らしたい、従業員のセキュリティ意識を高めたい、フィッシングメール対策を行いたいなどの課題でお悩みの際は、様々なセキュリティサービスで課題解決や対策のお手伝いをいたしますので、お気軽にご相談ください。